火星衛星への
サンプルリターンを狙っている探査機です。
MMXの実現によって
様々な技術的向上が期待され、
その成果によって太陽系の惑星形成の
謎を解く鍵が得られるでしょう。

NEW 最新情報

2017.05.17
ニュースページを公開しました。上のタブのNewsから見ることができます。
2017.05.17
Twitterアカウントができました。(@mmx_jaxa_jp)
2017.04.07
メンバー写真を更新しました。
2017.04.05
ホームページを公開しました。

What’s MMX
MMXとは?

MMX(Martian Moons eXploration)は、2020年代前半の打上げを目指している火星衛星探査です。
火星は、フォボスとダイモスと呼ばれる2つの衛星を持っています。MMXは、地球から打上げ後、約1年をかけて火星圏に到着し、火星周回軌道へ投入されます。その後、火星衛星の擬周回軌道(QSO: Quasi Satellite Orbit)に入り、火星衛星観測・サンプル採取を行います。観測と採取を終えたMMXは、サンプルを携えて地球に帰還するというシナリオを描き、検討を行っています。
火星衛星探査によって、火星圏への往還技術や天体表面上での高度なサンプリング技術、さらには深宇宙探査用地上局を使った最適な通信技術と、これからの惑星や衛星探査に必要とされる技術の向上も期待されます。
また、火星衛星の起源や火星圏(火星、フォボス、ダイモス)の進化の過程を明らかにし、太陽系の惑星形成の謎を解く鍵を得ることができると考えられます。

Objective
火星衛星探査の意義

『生命に至る惑星等の起源と進化を知ること』は重要な科学目標です。そのために、生命を持つ地球と似た表層環境をかつて保持していた火星は重要な探査対象なのです。

火星衛星には、数十億年に渡って火星から放出された堆積物が存在し、それらを観測することで火星表層の進化の情報も得ることができます。もし火星衛星が巨大衝突によって生じたものならば、火星の起源物質や形成過程を理解できますし、小惑星捕獲によるものならば、地球型惑星の揮発性成分(水など)などの運搬過程が明らかになります。

つまり、火星衛星探査は、単に衛星を知ることだけでなく、今後の惑星科学の中で重要な意味を持っているのです。

Science
サイエンス

現状は2024年打上げ、2025年火星周回軌道投入、2029年地球帰還を想定しています。

  • 火星の衛星が小惑星が捕獲されたものなのか、火星への大激突によって生じた破片が集積し形成したものなのかを明らかにし、火星そして地球型惑星の形成過程に対する新たな知見を得ること、
  • 火星衛星および火星表層の変遷をもたらすメカニズムを明らかにし、火星衛星を含めた”火星圏”の進化史に新たな知見を与えることです。

Probe
探査機

探査機の設計例

ミッション機器例

ミッション検討チームでは、火星衛星の起源や火星圏の進化史について調べるために、
以下のような観測機器を考えています。

  • ガンマ線・中性子分光計:地下の物質分布、特に氷が存在の有無を調査
  • 広角分光カメラ:7つの画像センサを用いて、7色の画像を同時に取得
  • 近赤外分光計:表層の水分子や水を含む鉱物を観測
  • 望遠カメラ:20 km離れたところから40 cmの岩石を見つけることが可能
  • レーザ高度計:表面の凹凸を調査
  • ダスト計測器:ダストが浮遊しているかを観測
  • イオンエネルギー質量分析:衛星周辺の粒子を調査

Member
メンバー

火星衛星探査所内プリプロジェクトチームは、チーム長藤本正樹教授、副チーム長川勝康弘准教授を筆頭に、JAXA宇宙科学研究所内外の多くの方々によって構成されています。